働くにあたって知っておきたいこと

ここでは精神科看護師として働くにあたって押さえておくべきポイントを紹介していきます。精神科には独特のやりがいやメリットがありますが、その反面注意すべき点も存在します。長く活躍していくためにもしっかりと理解しておきましょう。精神科は患者さんと向き合う時間が他の科よりも多いので、適切な患者さんとの関わり方を知っておく必要があります。そのうえで、よりレベルの高い看護師になりたいという人に向けておすすめの資格を紹介していきます。

まずは注意点を押さえておこう

精神科で働く際にまず注意すべきなのは、働いている自分の精神を安定させることです。こちらの精神が安定していなければ、精神疾患を持っている患者さんに対して適切な看護を提供することができません。暴言や暴力によって攻撃してきたり、ネガティブな発言ばかりをする患者さんに対して、必要以上に影響されないようにしましょう。また、繊細なケアが求められる現場なので声がけには細心の注意を払いましょう。今後のキャリアについて考える必要もあります。
患者さんとの関わり方について

一般科と比べて精神科は特に患者さんとのコミュニケーションが重要なので、適切なコミュニケーションを図っていかなければなりません。よく、人とコミュニケーションとを取る際には「共感」が大切であるという言葉を聞きますが、精神疾患を持つ患者さんに対しては少し違います。安易に共感をすると不信感を持たれる可能性があるので、まずは患者さんの言っていることと自分のイメージすることが一致しているかをすり合わせるところから始めましょう。その他にも注意すべき点がいくつかあります。
資格取得を目指してスキルアップ！

精神科看護師としてスキルアップしたいと考える人は、専門資格の取得を目指しましょう。精神科で役立つ資格としてまず挙げられるのが「精神看護専門看護師」です。精神看護のプロフェッショナルとして幅広く活動できます。それ以外では一般社団法人日本精神看護協会や日本看護協会による「認定看護師」もおすすめです。資格取得に時間を割く余裕があまりない人でも比較的簡単に取得できる資格としておすすめなのが「認知症ケア専門士」や「CVPPP(包括的暴力防止プログラム)指導者」です。