精神科で働く看護師の離職率

精神科看護師のお仕事帳

特別なやりがいがある精神科のお仕事!

気になる離職率

看護師は女性が多いので、出産や育児などを理由に離職する人が多いです。それ以外にも勤務時間の長さや夜勤の負担などが看護師の離職する理由としては多いですが、精神科においてはどうなのかを紹介していきます。

気になる離職率

一般科と比べて低い

一般科と比べて低い

まず、精神科に限らず一般的な看護師の離職率の傾向をみてみると、夜勤の負担が重い職場になるほど離職率が高くなる傾向にあるようです。一方で、労働環境の改善に積極的に取り組み教育体制の充実を図っている病院は離職率が減少しています。そのため、環境が整備されている規模の大きい病院よりも中小規模の病院のほうが離職率は高いようです。
では、精神科に絞ってみるとどうでしょうか。精神科にも救急はありますので、その場合は夜勤の負担が発生します。こういった現場では体力が必要なので若い看護師が多いようです。救急に関しては一般科とそこまで負担が変わらないので、離職率も同じくらいです。一方で一般病棟や療養病棟、そして慢性期の現場は他の科よりも離職率が低いです。他の科と比べると医療行為が少なく突発的な対応もほとんどないので、負担が少ないことが離職率の低さにつながっています。それに加えて残業も少ないので非常に働きやすい環境です。また、身体機能には問題のない患者さんが多いので体力的に消耗の激しい介助業務などがないことも離職率が低さにつながっていると考えられます。そのため、定年まであるいは定年後も働き続ける看護師が多いです。

精神科の特徴

精神科の特徴

精神科の特徴として、男性看護師が多いことが挙げられます。また、年齢の高い看護師も多く働いています。そのため、「結婚や出産をきっかけに離職する」というケースが一般科と比べて少ないです。また、負担が少ないのでブランク明けで復帰した看護師が継続して働きやすい環境です。その一方で専門看護師や認定看護師の取得を目指して働いている看護師もいます。特に専門病院となると急性期から慢性期までの一貫した医療体制が整っているため、資格を取得すれば幅広く活躍できる魅力があります。

精神科の離職理由

精神科の離職理由

精神科を離職する理由として多いのは、精神疾患を持つ患者さんへの対応によって看護師自身が精神的に消耗して辞めてしまうケースです。患者さんからの暴力や暴言や、うつ症状の強い患者さんの話を聞いてネガティブな感情に引きずられてしまうなど、一所懸命取り組む人が多いからこそ追いつめられてしまうパターンが多いようです。そのため、精神科で働く際には自身のメンタルケアにも注意していく必要があります。

精神科の看護師として働くために

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