資格取得を目指してスキルアップ!
看護師資格があれば精神科看護師として働くことができます。しかし、プロフェッショナルとしてさらに活躍していきたいと考える看護師は専門資格の取得を目指してスキルアップしていきましょう。ここでは、精神科で働く際に役立つ資格を紹介します。
専門看護師
精神科看護師として働くにあたってまずおすすめしたいのが「精神看護専門看護師」です。日本看護協会が認定する資格で、精神看護専門看護師を取得するためには大学院に通う必要があります。この資格を取得すると、精神科以外にも一般科で行われるリエゾン精神看護の業務にも携わることができるため、活躍の場が広がります。患者さんに寄り添った看護を提供し、がん患者さんの精神的なケアやクレーム対応などを行います。精神看護専門看護師があると、転職にも有利に働きます。2017年の段階では300人弱しかこの資格を取得していないので、レベルの高い人材として歓迎され、好待遇を得ることができるでしょう。
認定看護師
精神看護専門看護師を取得している看護師の少なさからもわかる通り、この資格も取得するには相当な努力と時間を要します。そこで、精神看護専門看護師よりも短期間で取得できる資格としておすすめなのが、認定看護師資格です。2つの種類があり、1つは一般社団法人日本精神看護協会のもので、2018年の時点では800人弱の看護師がこの資格を持っています。この資格があると、病院外で講師として活動することができます。また、日本看護協会による認定看護師資格には「認知症看護認定看護師」があります。認知症に分野は限定されますが、これも精神科で働く看護師にとって有利に働く資格です。こちらは2018年の段階で1250人ほどの看護師が取得しています。
以下は日本看護協会の認定資格制度について紹介しているページです。興味のある人は参考にしてください。
- 資格認定制度 | 日本看護協会
認知症ケア専門士
上述の資格は特定の教育機関に通う必要があり費用もそれなりにかかるので、今から挑戦するのは難しいという人も多いかと思います。特に小さい子どもがいる人は難しいでしょう。そこでおすすめなのが、「認知症ケア専門士・認知症ケア上級専門士」です。専門看護師や認定看護師よりも簡単に取得できる、認知症に関する技術士資格です。
以下に、認知症ケア専門士の公式サイトを紹介しますので、こちらも興味のある人は参考にしてください。
- 日本認知症ケア専門士 公式サイト
それ以外に役立つ資格
認知症に関するもの以外で精神科において役立つ資格は「CVPPP(包括的暴力防止プログラム)指導者」です。患者さんからの暴力を専門的な知識や技術を用いて防止する術を学べます。